こんばんは。
長尾悠介です。
3月に入って暖かくなってきましたね。
過ごしやすい気温で外を歩くのが気持ちいいです。
さて、スパイライクアスの本番まで
あと約一週間。
今から緊張とドキドキです。
あと一週間で
何ができるか。
どこまでできるか。
僕がこの仕事をするにあたって一つ
大切にしている事があります。
大切にしている事というか好きな事というか。
それは期日があるという事。
どんな仕事にも恐らく期日はあるものだと
思いますが
ものづくりとか、作品をお客様にお届けする
仕事はこれが顕著ではないでしょうか。
建築業界で働いている友人から聞いた
好きな話があるんですが
その友人の職場にいた新人の建築士さんが
とあるご家族のマイホームの設計に
携わる事になり
新人の建築士さんにとってそれが初めての
仕事だったそうです。
建築士さんは自分にとって
初めての仕事でもあるし、ご家族にの為にと
凄く気合いが入っていたそうです。
でも、それもそうですよね。
ご家族にとっては
一生物の買い物になるわけですし
ご家族の人生の大半は
その空間で過ごすわけですから。
建築士さんは
ご家族に喜んでもらう為には
どんな家にしたら良いだろうと
必死に考えたそうです。
あーでもない、こーでもない
もっとこうした方が良いじゃないか
逆にこれはいらないんじゃないか
何回も図面を描いては破り捨て
デザインを想像して
トライアンドエラーを繰り返したそうです。
でも、ご家族にはお届けしないといけない
期日が決まっている。
そして、ご家族にお届けする日。
建築士さんはずっと不安だったそうです。
それは建築士さんが満足いかなったというから
ではなく
もっと、こうできたのではないか
余計なことをしているのではないか
もしたかしたら、
自分の枠の外にある
もっと良い事ができるのではないか
そう考えていたそうです。
でも
ご家族は泣きながら建築士さんに
『あなたにお願いして良かった』
と一言いわれたそうです。
建築士さんは
『あ、これが自分の仕事なんだ』
て思ったそうです。
もちろん
お芝居は1人で作るものでもないし
自分よがりになるのもいけないことだし
ギリギリまで不安になる事もどうなのかと
思うかもしれないけど
僕は
この期日という言葉に
何回も悔しい思いをし
何回も自分に怒りの感情を起こしました。
僕はまだ未熟です。
自分の思うように身体を動かせない
自分の思うように声が出ない
自分の思うような言葉がでない
自分が思うような表情が出来ない
でも、お客様は待ってくれない。
でも、できないままでは使ってもらえない。
頑張るのは当たり前。
だから頑張ろうて思える。
僕がこの仕事を好きな理由の一つ。
だから、今日もやる。